前立腺癌

前立腺癌の予防・改善の7つの調査

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前回は乳癌だったが、今回は前立腺癌の研究を紹介する。

前立腺癌は戦後から49倍も増えている。

 

1、前立腺癌のホルモン療法中の人にエラグ酸(ブラックベリー、ラズベリー、いちご、クランベリー、くるみ、ザクロ、コカなどに含まれるフェノール系の抗酸化物質)を与えると副作用、特に白血球の減少が抑えられた

(Support ellagic acid therapy in patients with hormone refractory prostate cancer (HRPC) on standard chemotherapy using vinorelbine and estramustine phosphate. Falsaperla M, Morgia G, Tartarone A他. Eur Urol. 2005 Apr;47(4):449-54)

 ⇒ 果物や野菜には副作用を抑える成分が含まれている可能性が高い

 

2、前立腺癌49人を対象にした研究で大豆、イソフラボン、リコピン、抗酸化物質などの入っているサプリメントを飲んでいると腫瘍マーカーのPSAが2倍になるのが遅くなる。飲まない人は2倍になるのが445日に比べて飲んでいる人は1150日と2倍以上になった。

(Randomized, double-blinded, placebo-controlled crossover study in men with prostate cancer and rising PSA: effectiveness of a dietary supplement. Schoroder FH, Roobol MJ, Boeve ER他. Eur Urol. 2005 Dec;48(6):922-30)

 ⇒ トマトや大豆を多く摂るほうが良い

 

3、前立腺癌で健常者287760人を調査し、9986人が前立腺癌になり173人が亡くなった調査でBMI(注1)が25未満の人に比べて25~30未満の人は25%、30~35未満の人は46%、35以上では112%死亡率が増える。

(Prospective study of adiposity and weight change in relation to prostate cancer incidence and mortality. Wright ME, Chang SC, Schatzkin A他. Cancer. 2007 Feb 15; 109(4):675-84)

 ⇒ 体重は多すぎると良くない

 

注1:BMI 体重[kg]を身長[m]で2回割った時の数字で、例えば体重70kgの人が身長170cmでは70÷1.7÷1.7=24.2となる。BMI22が理想とされている

 

4、前立腺癌摘出後の390人を平均70.6ヶ月の間、食事摂取の介入をした研究で最低限の飽和脂肪酸にすると再発率が半分になり、生存期間が食事指導が行われなかったグループの平均余命が26.6ヶ月であったのに対し、最低限の飽和脂肪酸にしたグループは平均余命が44.7ヶ月と大幅に延長した

(Saturated fat intake predicts biochemical failure after prostatectomy. Stromm SS, Tamamura Y, Forman MR他. Int J Cancer. 2008 Jun 1;122(11):2581-5)

 ⇒ 飽和脂肪酸の多い油、肉、乳製品、卵は控える

 

5、前立腺癌384人を平均5.2年追跡した研究で逆に飽和脂肪酸が多いと3.1倍の死亡する危険性があがる

(Dietary fat and prostate cancer survival. Meye F, Bairati I, Shadmani R他. Cancer Causes Control. 1999 Aug;10(4):245-51)

 ⇒ 飽和脂肪酸の多い油、肉、乳製品、卵は控える

 

6、前立腺癌14人で生活習慣の介入を行った調査で食事を菜食中心に、ストレス・マネージメントを指導すると腫瘍マーカーのPSAが上がるまでに、何も指導されない人は11.9ヶ月に対して指導された人は112.3ヶ月と大幅に延びた

(Potential attenuation of disease progresson in recurrent prostate cancer with plant-based diet and stress reduction. Saxa GA, Major JM, Nguyen Jy他. Integr Cancer Ther. 2006 Sep;5(3):206-13)

 ⇒ 食事は菜食中心でストレスマネージメントも有効である

 

7、早期の前立腺癌の人に食事とストレス管理を指導することで、PSAという腫瘍マーカーが6%改善しただけでなく、501ヶ所もの遺伝子発現が変化した

(Changes in prostate gene expression in men undergoing an intensive nutrition and lifestyle intervention. Ornish D, Mngbanua MJ 他. Proc Natl Acad Sci U S A. 2008 Jun 17;105(4):8369-74)

 ⇒ 癌家系であっても体に合った食事をし、ストレス管理を行い、適度な運動を行っていれば癌の遺伝子が活性化されずに、癌にならない可能性が高くなる

 

結論として

・野菜や果物を多く食べる

・精製された不自然な食べ物(砂糖や白米、白い小麦粉、あぶら)や肉類、乳製品を控える

・体重が増えないように注意する

に気を付けよう。

 

これらの研究から分かること、ほかの癌と食べ物・生活習慣の関係は

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