20年前から抗癌剤は変わってきた。
それまでは正常な細胞まで殺す、副作用の強い薬が主であった。
20年ほど前から、分子標的薬という新たな薬ができている。
名前のとおり、分子をねらった薬だ。
例えば、腎癌や肝細胞癌に使われるネクサバールと言う薬がある。
この薬は癌が広がる時に、血管を癌自身が作りだして広がることを防いでくれる。
例えばこの薬で腎臓癌では84日から168日まで余命が倍になった。
肝細胞癌では241日から324日まで余命が約3割のびた。
しかしこれも完ぺきではない。
例えば副作用が97%(!)の人におこる。
手足のヒリヒリ、チクチク感や赤く腫れる手足症候群が67.6%で最も多くきつい。
他にも脱毛54.6%、下痢51.4%、ぶつぶつができる44.9%、
痛みがひどくなる、血圧が上がる34.1%など副作用が多く、可能性も高い。
そして長い間薬を飲むと、癌は他の方法で全身に広がっていく。
下記のメール講座で最初に送られてくるメールの動画で詳しく説明している。
今回は癌が広がらない効果、血管新生抑制効果のある食べ物を紹介する。
今回は米国血管新生財団が発表している血管新生抑制効果の期待できる食べ物を13種類紹介しよう。
1、緑茶
以前の記事(まわりにある癌の予防・改善効果のある食材8つ)でも説明した。
エピガロカテキンガレートに癌が広がらないようにする、血管新生抑制作用がある。
さらには癌ができるところから大きくなり、広がるところまで全てを抑える
癌細胞を自殺に導くアポトーシス作用もある。
1999年のNature誌ではマウスでの血管新生抑制効果が証明されている。
ある報告では13種類の癌増殖因子の働きを抑えて、癌を大きくさせないようにしている。
2、しょうが(生姜)
しょうがのショウガオールやジンゲロールという成分に血管新生抑制効果があり、
特にジンゲロールは血管内皮細胞増殖因子(VEGF)などを抑え、癌が大きくならないようにする。
3、大豆
大豆のイソフラボンは血管内皮細胞増殖因子(VEGF)を抑え、癌が大きくならないようにする。
4、ターメリック(うこん)
ターメリックに含まれるクルクミンが上皮成長因子受容体(EGFR)を抑え、癌が大きくならないようにする。
ある報告では45種類の癌増殖因子の働きを抑えて、癌を大きくさせないようにしている。
5、パセリ、セロリ、しそ
パセリ、セロリ、しそに含まれるアピゲニンとルテオリンが血管内皮細胞増殖因子(VEGF)を抑え、
癌が大きくならないようにする。
6、ブラックチョコレート、ココア
ブラックチョコレート、ココアにも癌を大きくさせない効果がある
7、アブラナ科の野菜(ブロッコリー、キャベツ、白菜、ケールなど)
アブラナ科の野菜に含まれるフェニチルイソチオシアネートが血管新生を抑えて、癌が大きくならないようにする。
8、赤ブドウ
赤ブドウのかわに含まれるレストラベールが血管新生を抑えて、癌が大きくならないようにする。
9、ピーナッツ、ピスタチオ
ピーナッツやピスタチオにも赤ブドウのかわに含まれるレストラベールが含まれている。
10、ヘーゼルナッツ、ピーカン
ヘーゼルナッツ、ピーカンに含まれるプロアントシアニジンが血管新生を抑えて、癌が大きくならないようにする。
11、アボガド
アボガドに含まれるルテインが癌が大きくならないようにする。
ルテインは他にもほうれん草や、ケール、ブロッコリー、キャベツやインゲン、そば粉にも含まれている。
12、赤とうがらし
赤とうがらしのカプサイシンにも癌が大きくならないようにする効果がある。
13、ベリー類(ブルーベリー、いちごなど)
ベリー類には血管内皮細胞増殖因子(VEGF)を抑え、癌が大きくならないようにする。
その他
その他にも同財団は以下の食べ物をあげている。
にんにく、たまねぎ、かぼちゃ、なす、くるみ、とまと、まいたけ、パイナップル、ざくろ、さくらんぼ、
かんきつ類(オレンジ、グレープフルーツ、れもんなど)、高麗人参