「癌遺伝子」がどんどん有名になってきている。
大腸癌や乳癌などが代表的だ。
有名な外国の女優さんは乳癌になりやすいために、両方の乳房を手術で切って、さらに卵巣も手術で切った。
意見は賛成・反対あるだろうが、本当に癌遺伝子があると癌になるのか?
結論から言うと、
1、遺伝子が原因の癌は全体の3~5%程度
2、癌家系の多くは間違い
3、遺伝子は環境に左右される
ことが分かっている。
詳しく見ていこう。
1、遺伝子が原因の癌は全体の3~5%
癌の世界的な権威、コリン・キャンベル博士も遺伝子が原因の癌は5%以下と報告している。
以下は、ハーバード大学が発表した癌の原因だ。
そのほかの30%が喫煙と食べ物、5%が運動不足、職業、遺伝、ウイルス・細菌・・・と続いている
2、癌関係の多くは間違い
「父親が肺癌で、母親は乳癌でおばさんが大腸癌だから私も癌にならないか心配だわ」
なんて言っている人がけっこう多い。
結論から言うと、そんな色々な癌の原因となる遺伝子は見つかっていない。
それは先ほどの図のタバコや食事、運度不足などがほとんどの場合で原因だ。
家族では食事の好み、たとえば味付けがこい、あぶらっぽい食べ物が多いなど似てしまう。
3、遺伝子は環境に左右される
食事や生活習慣で癌の遺伝子のスイッチがオンになったりオフになったりすることが知られている。
たとえば日本の村上和雄博士がこんな研究を行っている。
漫才を4時間見るだけで、遺伝子が23カ所も変わり、良い遺伝子をオンにしたと報告している。
そのほかアメリカではオーニッシュ医師が前立腺癌の人を対象にこんな研究結果を報告している。
早期の前立腺癌を半分にわけて、半分はそのままで様子を見て、半分に食事指導とストレス管理を教えた。
そのまま様子をみた人は悪化して手術が必要になった人がいた。
食事指導とストレス管理を教えたグループは平均して6%、腫瘍マーカーという血液検査が改善した。
悪化して手術を受けた人は誰もいなかった。
さらに501カ所の遺伝子が変化していることが分かった。
このように遺伝子で運命は決まらない。
遺伝子は環境に左右されて、スイッチがオンにもオフにもなる。
一番大事なのは遺伝子のスイッチを変える環境、すなわち食事や生活習慣などだ。
その食事や生活習慣のヒントは下からの無料メール講座で聞くことができる。
胃ガンで胃を全摘してから来月で一年になります。術後の話では胃の周りのリンパせつ2個に転移してたとかでした。2月に胃ガンが見つかり仕事の関係で5月に手術したのですが、大場先生の文を読んで胃を全摘しなければならない他に、治療の方法がなかったのかと思うようになりました。地元の医院と紹介された総合病院の言われるがままに治療手術受けましたが、自分なりにもう少し胃がんの勉強しておくべきだったと思っています。
熊坂さん、コメントありがとうございます。大場修治です。
実情をコメント頂きありがとうございます。
胃癌を医師の言われるままに手術して後悔しているのですね。
つらい気持ちでいるのですね。
手術をしてしまった「事実」は変わりません。
しかし「意味」は変えることができます。
手術を受けてつらい経験をしたことで、癌に対しての色々な治療法を探すことができた。
そしてこれから胃癌で手術を受けようか迷っている人、胃癌で手術を受けて困っている人に対して親身にアドバイスできます。
前を向いて生きていきましょう。
これからあなたができることに意識を集中しましょう。
普段の食事、運動などの生活習慣に注意して元気にお過ごしください。
ありがとうございます。そうですね、前向きに考えて行きます。